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エレンディラ [物語の鑑賞]

なんだか更新するのひさしぶり。

ガルシア・マルケスの短編集『エレンディラ』です。

エレンディラ (ちくま文庫)

エレンディラ (ちくま文庫)



『百年の孤独』で有名な著者ですが、短篇も面白いです。

ここにおさめられているのはどれも不思議な話ばかりで、

空から年老いた天使が降ってきたり、海から薔薇の香りが漂ってきたり、

海の底に街があったりします。

こう書くとファンタジー小説みたいですが、描写はリアルで、歴史的な背景みたいなものも感じられます。

文体は『予告された殺人の記録』のような淡々としたものではなく、いかにも文学作品風の修飾がされています。

メッセージ性はあまりなく、作品の雰囲気そのものを味わう感じの物語です。

どれも短めのお話なので忙しい人でも読めると思います。
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チャック・ベリー 「ジョニー・B・グッド」 [日記]

最近ボサノバ以外の音楽をよく聴いてます。

趣味を広げようかなと思ってるんです。

ロマンティックな旋律を求めるなら、アルゼンチンタンゴ。

いかにも大人な雰囲気を味わいたいなら、ミュゼット。

適度に軽快な感じを好きなら懐メロ化したロックといったところでしょうか。

以前バックトゥザフィチャーについての記事を書きましたが、

あの映画にも懐メロが登場します。

THE BEST 1000 チャック・ベリー

THE BEST 1000 チャック・ベリー



チャック・ベリーという1950年代のシンガーです。

「ジョニー・B・グッド」という音楽がとても有名で、バックトゥザフィチャーで流れるのもこの曲です。

マーティが悪のり気味にひいて皆のひんしゅくをかったあの曲です。

「GO! GO!」という歌詞がリフレインされるテンポの良い曲です。

他の曲もどことなくこの曲と雰囲気が似てます。 

ロックの古典といったところでしょうか。
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予告された殺人の記録 [物語の鑑賞]

ノーベル賞作家・ガルシア=マルケスの「予告された殺人の記録」です。

タイトルにあるように、ある殺人を記録したものです。

小説ではあるのですが、実際の事件をモデルにしています。

予告された殺人の記録 (新潮文庫)

予告された殺人の記録 (新潮文庫)



タイトルだけ見るとミステリー小説という感じもしますが、べつに大掛かりなトリックとかはでてきません。

謎を取り扱っていることには変わりませんが、トリックの謎ではなくて人生の謎といった感じです。

また、南米の空気や歴史を感じることができ、日本やアメリカを舞台にした殺人事件とはかなり雰囲気が違います。

犯人も最初から分かっていて、分かっていながらなぜ殺人を防ぐことができなかったか、

という問題を少しずつ解き明かしていくという流れを取っています。

ノーベル賞作家の小説だから、文章も難解かというと、これがそうでもありません。

翻訳小説特有の固さはありますが、基本的には読みやすいです。構文もそんなに複雑なものはありません。

同作家の「百年の孤独」とはまた少し違った魅力があります。
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春のソナタ [物語の鑑賞]

三田誠広さんの「春のソナタ―純愛高校編」です。

春のソナタ―純愛 高校編 (集英社文庫)

春のソナタ―純愛 高校編 (集英社文庫)



この作品は「いちご同盟」という物語と比較されることが多いです。

いちご同盟 (集英社文庫)

いちご同盟 (集英社文庫)

  • 作者: 三田 誠広
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 1991/10/18
  • メディア: 文庫


共通しているのは、音楽に生涯を捧げようとしている主人公が出てくることです。

雰囲気が若干大人っぽいの「春のソナタ」のほうです(某韓国ドラマタイトルが似ていますが、まったく別の作品です)。

主人公が高校生で、年上の女性にちょっと惹かれたりするからでしょうね。

一方、「いちご同盟」は中学生です。

人気があるのは「いちご同盟」のほうですね。映画にもなりました。

どちらの主人公も自分の進路に対していろいろ悩んでおり、そういう意味では

受験生のかたが読むと感情移入が容易だと思います。

瑞々しい青春小説です。

老人と海 [物語の鑑賞]

オリンピックも終わってしまったということで、

ひさびさに本の紹介をします。

ヘミングウェイの名作『老人と海』です。

老人と海 (新潮文庫)

老人と海 (新潮文庫)



老人が海で大物を釣り上げるのですが、帰る途中にサメに遭遇し、その獲物を食い尽くされてしまうという話です。

夏になると売れる本です。

海をモチーフに描かれている作品なので、夏という季節と結びつきやすいんでしょうね。

主な登場人物は、老人と、彼を慕う少年の二人。

どちらかというと少なめです。その分老人の心理が深く掘り下げられていて、

心理描写はかなり多めです。ストーリーを楽しむというより登場人物の心理を楽しむ本だと思います。

少年は序盤と終盤しか登場しませんが、老人との交流には心温まるものがあります。

物語の大半は海を舞台になっていて、読んでいると海に浮かんでいる気分になります。

8月もそろそろ終わりそうですが、夏の一冊にお勧めです。
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